全国労働委員会会長連絡会議・75年ぶりに和歌山で開催
2025年06月13日 16時09分
労働者と雇用者の間で発生した紛争の解決支援を行っている、都道府県の労働委員会の会長が集まる連絡会議が、きょう(6月13日)和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれました。
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労働委員会は、国が設置する中央労働委員会のほか、全国の都道府県にも設置されています。中央と各地の委員会の連絡を緊密にし、事務処理に必要な調整をスムーズにするため、毎年、労働委員会の会長連絡会議を全国持ち回りで開いていて、今回、和歌山県で1950年以来、75年ぶりに開かれました。


会の冒頭、和歌山県労働委員会の田中祥博(たなか・よしひろ)会長が開会のあいさつをしたのに続き、和歌山県の宮﨑泉(みやざき・いずみ)知事が「6月1日の知事選挙で当選したばかりで、初めてこの会議に出席することは自分にとって大きな記念となった。これを機に、和歌山の観光や産業のこともぜひ知って欲しい」と歓迎のあいさつをしました。
このあと会議は非公開とされ、中央労働委員会の公益委員を務める明治大学法学部の山川隆一(やまかわ・りゅういち)教授が「今後の労働基準関係法制の検討課題」と題して講演したほか、出席者の間で「和解の取組」について懇談が行われました。