南海トラフ死者数8割減、10年目標、全壊建物5割減、政府、7月にも計画改定へ

2025年06月10日 18時28分

災害・防災

南海トラフ巨大地震を巡り、政府は、ことし3月に発表した被害想定で、最大29万8000人とした死者の数を、今後10年間で、おおむね8割減らす目標を設定する方針を固めました。

政府、与党関係者が明らかにしたもので、全壊や焼失する建物の数も、想定で示した最大およそ235万棟からおおむね5割減らすことを目指します。

こうした目標は、南海トラフ巨大地震の「防災対策推進基本計画」におおむね10年間で完遂すべき重点施策とともに盛り込まれる見通しで、きょう(10日)の自民党の関連部会で計画の改定案が了承されました。政府は来月(7月)初旬までに中央防災会議を開き、正式決定する予定です。

被害が想定される自治体には、地域での対策を定めた推進計画の改定作業を呼びかけます。

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