田辺市生まれとされる武蔵坊弁慶をたたえる「弁慶まつり」の実行委員会は、ことし（２０２５年）も、演劇で主役の弁慶や恋人の玉虫などを演じる市民俳優と、演劇を支えるスタッフを募集しています。

弁慶まつりは、ことし１０月３日と４日に開かれ、３日のオープニングを飾る「演劇弁慶伝説」は、世界遺産の闘鶏()神社に設けられる舞台で、かがり火のなか披露されます。

演劇では、弁慶と義経の五条大橋での決闘や、恋人・玉虫との運命的な出会い、それに、弁慶の父・熊野別当湛増(くまのべっとう・たんぞう)()が、源平どちらに付くかを闘鶏で占う「鶏合わせ(とりあわせ)の神事()」が繰り広げられます。

実行委員会では、主役の弁慶役と恋人の玉虫役を始め、義経や湛増、武将、山賊などに分する市民俳優を応募しています。

弁慶役は、満１８歳以上・身長１７５センチ以上の男性、玉虫役は満１８歳以上の女性が応募可能で、弁慶役には賞金１０万円、玉虫役には５万円が贈呈されます。

そのほかの配役は、応募者の中から適切な人を選出します。あわせて、演劇を舞台裏で支えるスタッフも同時に募集しています。

俳優・スタッフいずれも、ことし８月から田辺市内で始まる週３回程度の稽古に参加出来る人が条件で、希望者は弁慶まつりの実行委員会に申し込みが必要です。

弁慶・玉虫役応募の締め切りは７月１０日・木曜日必着、そのほかの配役とスタッフはこれ以降も募集しています。

詳しくは、弁慶まつりのウェブサイトに掲載されています。