【参院選】立憲、和歌山県選挙区公認候補内定取消で、県連は自主投票へ
2025年06月08日 18時59分
今年(2025年)夏の参議院議員選挙で、立憲民主党は、和歌山県選挙区で、公認候補として擁立を進めていた村上賀厚(むらかみ・のりあつ)氏の内定を取り消したことについて、きょう(8日)、和歌山県連が、村上氏とともに記者会見し、党の決定に不満をにじませながらも、方針に従った経緯を説明しました。

これは、野党候補の議席拡大のため、一人区を対象に、日本(にっぽん)維新の会と候補者の調整を行った結果によるものですが、立憲民主・県連は、維新候補に一本化する党の方針は、支援者に理解が得られないとして、支持団体に、自主投票で対応することを説明するとしています。
会見には、村上氏と、県連の山本忠相(やまもと・ただすけ)代表が出席しました。
山本代表は、先月(5月)27日に、党本部の大串(おおぐし)委員長が、県連に対し、今回の決定を伝え、村上氏の立候補内定取り消しに理解を求めたということです。
村上氏は、無所属での立候補を検討したものの、党からの要請もあり、断念した経緯を、不満を隠せない様子で説明しました。
県連の山本代表は、「立憲として、維新と予備選挙をして、候補者を一本化した覚えはなく、協力を求められても、支援者が納得できない」としていて、参院選では、比例区を重点に闘うと、支援する労働団体などに説明するとしています。