岸本周平前知事の県民葬・およそ2500人が参列
2025年06月07日 15時55分
ことし(2025年)4月15日に敗血症性ショックのため68歳で急逝した、岸本周平(きしもと・しゅうへい)前知事の県民葬が、きょう(6月7日)和歌山市の県民文化会館・大ホールで営まれました。
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県民葬は、和歌山県や県内の自治体、議長会、商工関連団体など22団体で構成する実行委員会の主催で行われました。

午後2時に開式した式典では、香織(かおり)夫人に抱かれた岸本前知事の遺骨が入場し、参列者全員で岸本前知事の冥福を祈って黙とうを捧げました。

続いて、実行委員長を務める和歌山県の宮﨑泉(みやざき・いずみ)知事が弔辞を述べ「誰がこんなに早い別れを予想したか、県民は深い悲しみに包まれ、誠に残念でならない。あなたが蒔いた種を立派に育てることが私たちの努めだ」と述べ、岸本前知事の急逝を悼みました。

また、岸本前知事と親交の深かった加藤勝信(かとう・かつのぶ)財務大臣や阿部俊子(あべ・としこ)文部科学大臣らも弔辞を捧げました。

このあと、和歌山市出身のバイオリニストで、前・東京藝術大学・学長の澤和樹(さわ・かずき)さんと、ピアニストで県・文化奨励賞受賞者の宮下直子(みやした・なおこ)さんがグノーとバッハの「アヴェ・マリア」を追悼演奏したあと、参列者が岸本知事が微笑む祭壇に向かって花を手向けました。最後は、一般の参列者による献花も行われました。
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きょうはおよそ2500人が参列し、会場の大ホールのほか、県民文化会館の別室と県庁南別館にサテライト会場が設けられ、モニターや献花台が用意されたほか、会場に行けない人のために、式典の模様がインターネット配信で中継されました。