梅の日・海南市の中野BCで梅酒の仕込みはじまる
2025年06月06日 17時16分
6月6日は「紀州梅の会」が「梅の日」と制定しています。梅の日のきょう(6日)海南市の酒造大手・中野BC株式会社では、ことし(2025年)も紀州南高梅を使った梅酒の仕込みがはじまりました。
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けさ、中野BCの「梅酒蔵(うめしゅぐら)」には、みなべ町などで収穫されたばかりのうっすらと紅をさした紀州南高梅がトラックで次々と運ばれました。水できれいに洗った梅の実を、蔵人たちが、高さ4・2m、直径2・6mのホーロー製の熟成タンクの上から次々と投入し、蔵の中は甘酸っぱい香りに包まれました。

中野BCの梅酒の責任者で四代目「梅酒杜氏(うめしゅとうじ)」の藤原弘彰(ふじわら・ひろあき)さん49歳は「ことしは繰り返しひょうの被害に見舞われて大変心配されましたが、農家の皆さんのお陰で傷の少ない梅の実が入荷し、ひと安心です。貴重な梅を使って、いい梅酒をつくりたいです」と話しています。
中野BCでは、これからおよそ1か月にわたって漬け込み作業を行い、11月末頃には、新酒「中野梅酒 NOUVEAU(ヌーボー)」として仕上がり、 出荷される予定です。