田辺市は、建設から３０年が経過し、施設の老朽化が進んでいる市立美術館について、設備の全面更新などのため、今月（６月）９日から９月末まで、およそ３か月間にわたり、休館することを明らかにしました。

田辺市立美術館は、田辺市たきない町の新庄(しんじょう)総合公園の一角に、１９９５年に開館しました。田辺市によりますと、美術館は、建設から３０年が経過したことで、空調設備や電気設備などの老朽化が進んでいるということで、このほど、設備の全面更新などの改修を行い、施設の長寿命化を図ることになりました。

これに伴い、美術館で保管している作品を、田辺市中辺路町にある市立熊野古道なかへち美術館の展示室に移動させて、管理するということです。

このため、田辺市立美術館・本館と、分館の熊野古道なかへち美術館の２館ともに、今月９日から、今年９月末までの予定で、休館となります。