和歌山市、下水道管点検や商店街整備などの予算を6月議会に提案へ
2025年06月05日 17時49分
和歌山市は、老朽化している幹線下水道などの点検や、市内中心部の商店街の街路整備に着手するため、今月(6月)12日に開会する市議会6月定例会に、予算案を提案します。6月定例会に提案されるのは、条例改正議案などを合わせた18議案で、このうち一般会計と特別会計を合わせた予算額は16億8千万円です。
主な事業は、埼玉県で起きた下水道管の破損が原因とみられる道路崩落事故を受け、国の要請に従い、老朽化している幹線下水道15キロあまりを点検するほか、市独自で国の検査要請基準を満たさない下水道でも、検査が必要とみられる箇所を点検します。
また、市内中心部の北ブラクリ丁商店街で、アーケードの撤去を計画していることに合わせ、市道である街路の整備などに着手するための設計調査を行うことにしています。
このほか、市が物価高騰対策で発行を予定しているプレミアム商品券の発行数を、国の補助増額に合わせて増やすことにしているほか、和歌山城公園動物園の初代園長で、先ごろ死んだクマのベニーを偲ぶイベントを8月に行ったり、秋には、けやき大通りで中高生のマーチングパレードを実施するなど、賑わいの創出を行うことにしています。
こうした議案などを審議するため、和歌山市議会はきょう(5日)、議会運営委員会を開き、今月12日に6月定例会を開会することを決めました。