有吉佐和子文学賞表彰式、市長が受章者を表彰
2025年06月05日 17時38分
和歌山市が主催する「第2回有吉佐和子(ありよし・さわこ)文学賞」の表彰式が、このほど行われ、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が、最優秀賞受賞者などに表彰状を手渡しました。今回は、和歌山市のほか、海外を含め、1512点の作品が寄せられました。
表彰式は、今月(6月)1日、有吉佐和子記念館で開かれ、尾花市長が、最優秀賞に選ばれた『節約の幸福論』を書いた大木篤子(おおき・あつこ)さんら受賞者に賞状を手渡しました。
このあと市の職員が、最優秀賞の大木さんの作品を朗読しました。
大木さんは、草引きや、買い物といった日常の小さなイベントから大きな成果や幸せが見つけられることを紹介したほか、改めて有吉佐和子の作品を読んで和歌山弁がさらに好きになったことなど、受賞の喜びを話しました。
有吉佐和子文学賞は、和歌山市出身の作家、有吉佐和子の記念館開設を機に、和歌山市が創設した市民や中高生を対象にしたエッセイのコンクールで、これまでに2回行われ、海外を含めた各地から、幅広い年齢の人からの作品が寄せられています。