【知事選】開票・元副知事の宮﨑泉氏が初当選

2025年06月01日 23時10分

政治

岸本周平前知事の死去に伴う和歌山県知事選挙は、きょう(6月1日)投票が行われ、即日開票の結果、無所属の新人で元・和歌山県副知事の宮﨑泉(みやざき・いずみ)()氏66歳が、共産党の新人で元・和歌山市議会議員の松坂美知子()(まつざか・みちこ)氏68歳を大差で破り、初当選しました。

陣営スタッフの女性から花束を受け取る宮﨑泉氏(6月1日・和歌山市小松原通)

和歌山県選挙管理委員会が、きょう午後10時55分に発表した開票結果は次の通りです。敬称は省略します。

当選 宮﨑泉   無所属・新   25万454票

松坂美知子  共産・新   4万7215票

以上が、和歌山県知事選挙の開票結果でした。投票率は39・86%で、前回・2022年の時と同じ数字になりました。当日有権者数は、75万9006人でした。

初当選した宮﨑氏は、和歌山市出身で、大阪大学を卒業後、1982年和歌山県庁に入庁し、人事課長や知事室長などを経て、2019年からことし(2025年)3月まで和歌山県教育委員会の教育長を務めたあと、翌4月、副知事に就任しました。

その直後、4月15日に岸本周平知事が急死し、知事の職務代理者を務めていましたが、自民・公明・立憲・国民・社民、それに県・町村会などの推薦を受け、知事選挙に立候補しました。

初当選が決まった宮﨑新知事は、和歌山県庁近くの選挙事務所で支持者らを前に「県民の声をしっかりと聞きながら、現場主義で県政を進めることを誓う」と決意を述べました。

その上で、1期目の抱負について「岸本前知事がもたらした新しい息吹を育てて、大きな花に育てたい。『子ども真ん中社会』の社会や、多様性に対応した社会をつくりたい」と語りました。

一方、共産党の新人・松坂氏は、物価高対策として、最低賃金の引き上げや社会保障の充実など「暮らしを助ける県政」を訴えましたが、及びませんでした。

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