白浜温泉の恵みに感謝 献湯祭「一番湯」奉納

2025年06月01日 17時45分

社会

「温泉神社」として知られる白浜町の山神社(さんじんしゃ)できょう(1日)、温泉の恵みに感謝する「献湯祭」が営まれ、朝一番に源泉からくみ上げた「一番湯」を奉納しました。

南紀白浜観光協会の新藤正悟(しんどう・しょうご)会長40歳は「地域の資源、歴史を見直して、白浜温泉の魅力を発信していきたい」と話しました。

この日は、町内に源泉をもつ温泉会社8社と町の観光関係者らが、烏帽子(えぼし)に白装束姿で、湯を入れた角樽(つのだる)を担いで、神社まで温泉街を練り歩きました。

そして、一番湯を神社の境内に並べ、神職から巫女(みこ)へ、巫女から神職へと順番に手渡して本殿に奉納しました。

白浜温泉は、愛媛県松山市の道後(どうご)温泉、兵庫県神戸市の有馬(ありま)温泉とともに「日本三古湯(さんことう)」に挙げられています。

また、日本書紀には、有間皇子(ありまのみこ)から白浜温泉の素晴らしさを聞いた斉明(さいめい)天皇が、658年に訪れたと記されています。

WBSインフォメーション

投稿を取得できませんでした

WBSショッピング55

投稿を取得できませんでした