カイロスで衛星打ち上げへ、2026年度、防衛省発注

2025年05月29日 19時22分

社会経済

東京の宇宙ベンチャー企業スペースワンは、このほど(28日)、同じく、東京の宇宙ベンチャー・SpaceBDが、防衛省から受注した人工衛星の打ち上げに関し、小型ロケット「カイロス」に搭載し、来年度(2026年度)中に、串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊(きい)」から打ち上げると発表しました。

防衛省の衛星は、軌道上の他の人工衛星の動きを検知する技術を実証するもので、キヤノン電子が製造と試験を担います。

SpaceBDは、ロケットの搭載スペースと衛星を打ち上げたい企業や大学をつなぐ「宇宙商社」で、今回はスペースワンのカイロスを調達、担当者は、衛星の搭載から打ち上げまで「スムーズに進むよう支援する」と説明しました。

一方、スペースワンの豊田正和(とよだ・まさかず)社長は、「ミッションの確実な遂行に向けて、培ってきた知見と技術を最大限に活用し、全力で取り組んでいく」などとするコメントを発表しました。

カイロスは、おととし(2024年)3月に初号機、12月に2号機の打ち上げが試みられましたが、いずれも失敗しました。なお、今回受注の衛星の打ち上げが、何号機になるのかは公表されていません。

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