海南市・下津町の中学校2校統合で校名を公募へ
2025年05月29日 18時19分
海南市立下津(しもつ)第一と下津第二の2つの市立中学校の統合を進めている海南市は、一般から統合後の新しい学校名を募集する考えを示しました。

統合される二校は少子化の影響などで生徒数が減少し、今月(5月)1日現在で、下津第一が49人、下津第二が95人となっています。

これを受け海南市では、二校を統合し、総額39億5千万円をかけて、JR加茂郷(かもごう)駅近くの旧・海南下津高校の跡地に新しい校舎を建設する計画を進めていて、再来年(2027年)4月の開校を予定しています。事業の3年目となる今年度(2025年度)は、敷地のかさ上げと、新校舎の建設費用として4億5640万円を計上し、6月定例市議会に補正予算案として提出します。
これに伴い、海南市では、統合される新しい中学校の校名を一般から募集する方針を示していて、詳細が決まり次第、募集を始める予定です。
さらに、校歌の歌詞を、和歌山市出身の作詞家・及川眠子(おいかわ・ねこ)さんに依頼していることも明らかにしました。

神出政巳(じんで・まさみ)市長は「ソフト・ハードの両面から、教育・子育て支援の一層の強化を図る」と話しています。
海南市の6月定例市議会は、来月(6月)5日に開会する予定です。