楳図かずおさんお別れの会

2025年05月28日 16時30分

イベント歴史・文化

高野町出身で、昨年10月に88歳で死去した漫画家・楳図(うめず)かずおさんの「お別れの会」がきょう(28日)、東京都内のホテルで開かれ、親交があった漫画家らが「唯一無二の天才だった」などと追悼し、功績をたたえました。

元アシスタントの高橋(たかはし)のぼるさんら200人以上が出席し、祭壇は、楳図さんのトレードマークだった赤と白のしま模様の花で彩られました。

中指と小指を折り曲げる「グワシ」のサインと共に写る、笑顔の楳図さんの遺影に向け、日本漫画家協会理事長の里中満智子(さとなか・まちこ)さんは「人の一生は短いものですが、楳図先生の作品は永遠のもの。読み継がれていくよう力を注ぎたい」と語りかけました。

世界中で高い評価を受けるホラー漫画家、伊藤潤二(いとう・じゅんじ)さんは「私が生を受けて初めて出合った漫画が、楳図先生の作品。私にとっては第二の父親です」と悼み「ひとまずは疲れを癒やし、生まれ変わって、新作を描いてください。グワシ!」と力を込めました。

お別れの会では楳図さんの足跡を紹介する映像が流され、本人が歌ったり踊ったりする姿に笑いが起きる場面もあり、和やかな雰囲気の中、出席者らが故人に思いをはせました。

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