わかやま森林と樹木の日」記念行事式典、新宮市で開催/和歌山県
2025年05月24日 16時09分
「わかやま森林と樹木の日」記念行事式典が、きょう(24日)新宮市熊野川町の熊野川ドームで開かれました。これは、2011年に県内で開かれた「全国植樹祭」を記念し、開催日の5月22日を「わかやま森林と樹木の日」として、県が毎年実施しているもので、 ことし(2025年)は来年(2026年)秋に開催される「第49回全国育樹祭記念行事」も兼ねて開かれました。式典では、県内で森林や樹木を守り、育てる活動で、特に功績があった個人や団体を讃える「県緑化功労賞」の表彰が行われ、企業の福利厚生として森林浴体験を取り入れるなど森林保全意識の醸成に取り組んだ「東濱植林株式会社」と、森林の働きや林業の仕事内容について学ぶ森林環境教育などに積極的に取り組んだ「田辺市立近野小学校」に、小川泰典和歌山県農林水産部技監から、賞状と記念品がおくられました。受賞した「東濱植林株式会社」の濱口晃尚さんは、「これからも多くの人に森林に触れていただく機会を提供し、持続可能な未来づくりに貢献していきたい」と話しました。 また田辺市立近野小学校は、「今後も森林への関心を深め、保全活動など自分たちにできることを考えていきたい」と松本静香校長のメッセージが関係者から紹介されました。このあと、小川技監や新宮市の田岡実千年市長らが、2011年の第62回全国植樹祭で当時の天皇陛下がお手播きされたコウヤマキとオガタマノキの苗木を記念植樹しました。式典後には、森林学習と木工体験が行われ、木製スツールを作るなど、参加者は楽しみながら木に触れていました。 また、会場内には「全国育樹祭」PRブースも設けられ、来年秋の開催をPRしていました。



