警察官や官公庁職員かたる特殊詐欺相次ぐ・要注意

2025年05月23日 18時08分

事件・事故社会

和歌山県内では特殊詐欺被害が相次ぎ、和歌山県警によりますと、きょう(5月23日)あらたに、あわせて6800万円あまりの被害が確認されています。

このうち、和歌山市では、先月初旬、70代の女性に健康保険協会の職員を名乗る人物から「あなたの保険証を使って薬が大量に購入されたので、あなたの保険証を無効にする」と電話があり、 代わって出た警察官を名乗る人物が「あなたや家族が持っている口座のお金をすべて1個の銀行口座へ移して欲しい」などと指示しました。

その後もほかの警察官や検察官を名乗る人物から電話で「身の潔白を証明するため、まとめた口座のお金をすべて調査用の口座へ送金して欲しい」と言われた女性は、4月11日から25日にかけて、6回にわたり、現金あわせておよそ4931万円を指定する口座へ振り込み、だまし取られた事がわかりました。

一方、白浜町の70代の男性は、4月中旬頃、役場の職員を名乗る女や、警察官や検察官を名乗る男から、電話で「詐欺であなたの電話番号が悪用されている」「あなたが加担していないことを証明するには調査資金が必要だ」などと言われて信じてしまい、相手の男の指示に従い、4月29日と5月19日にATMから現金あわせて2500万円を引き出して紙袋に入れ、玄関先に置いたところを男が回収してだまし取られたということです。

県警では、警察官や官公庁の職員などをかたる特殊詐欺が多発しているので、このような電話があれば、詐欺を疑い、県警が開設している特殊詐欺被害相談専用ダイヤル「ちょっと確認電話」に通報するよう呼びかけています。

電話番号は、通話料無料のフリーダイヤル・0120(508)878番。「これは、わなや」と覚えて下さい。

WBSインフォメーション

投稿を取得できませんでした

WBSショッピング55

投稿を取得できませんでした