日高地方の梅の着果数過去10年比の2割減
2025年05月23日 18時08分
みなべ町から御坊市にかけての日高地方での今年の梅の実の着き具合について調べたところ、調査した113の園地の平均は過去10年間の平均に比べ75パーセントだったことがJAや県などでつくる日高果実技術者協議会の調べでわかりました。
調査はきのう(22日)までの3日間、みなべ町を中心に日高地方の園地で実施され、梅の実の着き具合や肥大状況を調べました。
その結果みなべ町や印南町の園地では、実の付き具合は100節当たり3・8個で、全体的に実のつき具合が悪く、過去10年間の平均より2割以上減っていました。
また実の大きさも梅の実直径が3センチで、重量も18・6グラムといずれも過去10年間の平均よりやや下回っています。
調査した団体では、今後の天候や病害虫の発生などで状況が左右されるとしています。
また、先月降った雹(ひよう)の影響で、傷ついた実があり、秀品質の比率の低下が懸念されるとしています。