市内誘致大学県内就職率四年連続8割に
2025年05月21日 15時53分
和歌山市が誘致した5つの大学のうち、卒業生を輩出した4つの医療、教育系大学と専門職大学で、県内の就職者が4年連続で卒業生の8割を超えたことが和歌山市の調べでわかりました。
そのうちの7割が女性で、特に看護系大学では女子学生の卒業者の9割が県内で就職していることがわかりました。

市によりますと、4つの大学の今年(2025年)3月の卒業生257人のうち82・1パーセントにあたる211人が県内で就職していて、エッセンシャルワーカーと呼ばれる暮らしに欠かせない職種に就いている看護師や介護職員などの人材の就職が定着しているとみています。
また、和歌山大学や和歌山県立医大などほかの市内の大学を合わせた県内就職率でも誘致大学の就職率が後押しする形で4割を超えていています。
市では、地元で学び働くことができる環境整備に努めたいとしていて、進学のため県外に流出する学生をつなぎ止めるため、大学誘致に取り組むことやまちと学生を繋いでいきたいとしています。