ライオンケミカル、小倉工場設備増強

2025年05月20日 17時57分

経済

有田市に本社がある蚊取り線香や生活用化学製剤などを製造販売するライオンケミカル株式会社は、和歌山市小倉(おぐら)にある工場の製造ラインの設備増強を図ることになり、きょう(20日)、和歌山市と設備投資に関する協定の調印式を行いました。

協定書を披露するライオンケミカル田中社長(左)と和歌山市の尾花正啓市長

計画によりますと、ライオンケミカルでは、この工場で製造しているカビ取りスプレーやパイプクリーナーなどの箱詰めや、容器の整列作業を自動化し、省力化するための設備投資を行います。

この日、和歌山市役所で行われた設備投資に関する調印式では、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長と、ライオンケミカルの田中源悟(たなか・もとのり)社長が、それぞれ協定書にサインして事業協力と進行を確認し合いました。

協定書に署名する和歌山市の尾花正啓市長(左)とライオンケミカル田中社長

田中社長は、「今年で創業140年を迎えます。蚊取り線香以外にもいろいろな製品の製造販売に取り組んでいます。自動化を図り、人材を有効に活用するなどして、さらに事業に邁進し、市の期待に応えたい」と意欲を述べました。

ライオンケミカルでは、来年(2026年)、さらに工場の増設も計画しているほか、県内外からの優秀な人材確保を図るため、働きやすい職場環境の整備や、会社の知名度アップのため、ラジオやテレビを使ったPR活動にも積極的です。

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