和歌山県警察は、ことし（２０２５年）１月から先月（４月）にかけて県内で起きた特殊詐欺およびＳＮＳを利用した投資・ロマンス詐欺の認知状況を発表し、被害総額がおよそ４億９６００万円に上ったと明らかにしました。

県警生活安全企画課のまとめによりますと、県内のことし１月から４月までの特殊詐欺の認知件数は６２件、被害総額はおよそ３億３５００万円となっていて、去年の同じ時期より２億４５００万円ほど増えました。

内訳はオレオレ詐欺が３１件と最も多く、架空料金請求詐欺が１４件、預貯金詐欺が６件となっています。

またＳＮＳを利用した投資詐欺が１４件ロマンス詐欺が１１件発生していて、被害額は合計でおよそ１億６０００万円となっています。

一方、県警が開設するちょっと確認電話や金融機関やコンビニでの水際阻止など、今年に入ってから詐欺の阻止件数はあわせて１７２件となっています。

県警では今後も見知らぬ人からの「必ずもうかる」などといった不審な電話やメールがあれば行動する前に特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル０１２０-５０８-８７８に連絡するよう呼び掛けています。