第2回「有吉佐和子文学賞」受賞作品決まる、6月1日表彰式/和歌山市

2025年05月15日 18時13分

教育社会

和歌山市が募集したエッセーの公募文学賞、第2回「有吉佐和子(ありよし・さわこ)文学賞」の受賞作品が決まりました。来月(6月)1日、和歌山市の有吉佐和子記念館で表彰式が行われます。

今回は海外を含め、県内外の中学生から90代まで、あわせて1512点の応募があり、審査の結果、最優秀賞には、紀の川市の大木篤子(おおき・あつこ)さんの「節約(せつやく)の幸福論(こうふくろん)」が選ばれました。作品は、老いることでみえてきた幸せの数々などについて、自らの体験をしたためたもので、五感を働かせる表現と豊富な語彙で綴ったことが評価されました。

また、優秀賞には、東京都足立区の峯田泰彦(みねた・やすひこ)さんの「父の手を解(と)いた朝」が選ばれました。

一方、中高生を対象にした奨励賞7作品も選ばれ、このうち2編が、和歌山市内の開智(かいち)中学1年生と和歌山信愛(しんあい)高校2年生の作品でした。今回の応募では、中高生だけで全体のおよそ4割を占めました。

主催する和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、「有吉さんの作品が、いま改めて注目されている。根強いファンがいると感じるし、多くの一般市民からの応募があり嬉しい」と力強い作品が多数寄せられたことに手ごたえを感じているようでした。

表彰式は、6月1日午後1時から、和歌山市の有吉佐和子記念館で、受賞者が参加して行われます。また、表彰式後、受賞作品は、和歌山市のホームページなどに掲載されます。

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