森の闇照らすキノコの光 9月まで観察会、那智勝浦
2025年05月15日 18時08分
那智勝浦町の宇久井(うぐい)半島に自生し、夜間に光るキノコとして知られる「シイノトモシビタケ」の発光が始まり、見頃を迎えています。

「森の妖精」とも呼ばれる「シイノトモシビタケ」は、かさの直径が1センチから2センチほどで、夜の森を幻想的な光が淡く照らしています。
地元の住民団体「宇久井海と森の自然塾」が昨夜(14日)、およそ50個の「シイノトモシビタケ」を確認しました。例年より1週間ほど発光が遅れたといい、自然塾の西垣内茂(にしがいと・しげる)さんは、「ようやく見つかって、ほっとしている。森の中で幻想的な光を楽しんでほしい」と話しました。
今月(5月)と来月(6月)、それに、9月の土曜日の夜には観察会も開催されます。観察会などについての問い合わせ先は、環境省の宇久井ビジターセンター、電話0735(54)2510となっています。