【知事選】告示・新人2人が立候補(5月15日正午現在)
2025年05月15日 12時05分
岸本周平前知事の死去に伴う和歌山県知事選挙が、きょう(5月15日)告示され、これまでに、新人2人が立候補を届け出ました。
立候補したのは、届け出順に、共産党の新人で元・和歌山市議会議員の松坂美知子(まつざか・みちこ)候補68歳と、無所属の新人で、自民・公明・立憲・国民などの推薦を受けている前・和歌山県副知事の宮﨑泉(みやざき・いずみ)候補66歳です。
松坂候補は、午前9時から、和歌山市駅前でおよそ100人の支援者の前で第一声を上げました。
松坂候補は「学校給食費の無償化はこれからも続け、もっと暮らしを助けることに県として取り組んでいく。県内の中小企業や業者、福祉や介護の事業者が、働いている人の賃金を引き上げた時に、1人あたり5万円を支援する賃上げ支援事業、また、県の発注する仕事で働いている人たちに、賃金や労働条件を保障する高契約条例を作っていく。県民に危険をもたらす特定利用空港の指定は撤回する。あらゆる事柄に対して、人権尊重、ジェンダー平等の視点を持って取り組んでいく」などと訴えました。
宮﨑候補は、きょう午前9時過ぎ、JR和歌山駅前で、県選出の国会議員や県内の首長、議会議員ら、およそ500人を前に第一声を上げました。
宮﨑候補は「岸本前知事が吹き込んだ新しい風の息吹をしっかりと育てて、大きな花を咲かせたい。私の目標は、岸本前知事のように、子どもたちがいつもニコニコして笑顔で暮らせる“こどもまんなか”の和歌山や、ひとりひとりの個性を活かして誰もが活躍できる社会を作っていきたい。
そのためには、人口減少や少子高齢化対策など、沢山の課題を解決するために、県民の声を聞き、現場の人と共に歩みながら行政を進めることを基本としたい」と述べ、改めて、岸本県政の継承を訴えました。
県知事選挙の立候補の届け出の受付は、きょう午後5時まで、和歌山県庁北別館4階・第一委員会室で行われています。
投票は来月(6月)1日に県内807の投票所で、一部を除いて午前7時から午後8時まで行われ、即日開票されます。
きのう(14日)現在の和歌山県の選挙人名簿登録者数は77万23人です。
なお、仕事などの用事で投票日に投票できない有権者のため、あす(16日)から今月31日まで、各市町村の選挙管理委員会が指定する期日前投票所が開設されるほか、有田川町と新宮市の一部の地区では、移動式の期日前投票所も巡回します。