紀州東照宮の例大祭「和歌祭」勇壮に華やかに

2025年05月11日 18時03分

歴史・文化

徳川家康(とくがわ・いえやす)を祀る和歌山市の紀州東照宮(きしゅうとうしょうぐう)の例大祭「和歌祭(わかまつり)」が、きょう(11日)行われ、勇壮な神輿(みこし)おろしや華やかな渡御(とぎょ)行列が、和歌浦(わかうら)一帯で繰り広げられました。

和歌祭の神輿おろし(紀州東照宮)

和歌祭は、東照宮創建の翌年、1622年から続く祭りで、紀州三大祭のひとつとされています。

きょうは、午前11時から、鉦(かね)や太鼓のお囃子の中、きらびやかな神輿が、東照宮の境内から108段の石段を左右に大きく揺らされながら下ろされ、見物客らから歓声が挙がっていました。

中山豊若実行委員長(中央)の渡御行列出発の発声(紀州東照宮)

このあと、出発式が行われ、中山豊若(なかやま・とよわか)実行委員長の発声で、時代衣装の渡御行列が東照宮を出発しました。

渡御行列は、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」にも認定されている和歌浦地区一帯をおよそ800人が練り歩き、紀州徳川家の栄華を現代に甦らせる鮮やかな時代絵巻を繰り広げ、観客を楽しませました。

渡御行列の演目「棒振り」(和歌山市和歌浦地区で)

和歌山市内から訪れた親子連れは、「和歌祭に来るのは3回目です。お父さんが出ているので、観(み)に来ました。神輿おろしはスゴかったです」と話していました。

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