「ツール・ド・熊野」最終日、太地半島でレース
2025年05月11日 18時01分
国内外のトップ選手が出場する国際自転車ロードレース「第25回ツール・ド・熊野」は、最終日のきょう(11日)、第4ステージの「太地(たいじ)半島周回コース」でレースが繰り広げられました。

「太地半島周回コース」は、太地町のくじら浜公園を発着する太地半島を10周する104・3キロのコースで、イタリアのソリューション・テック・ヴィーニ・ファンティーニのドゥシャン・ラヨビッチ選手が優勝しました。ラヨビッチ選手は、第2ステージに続く優勝です。
そして、同じチームのマーク・スチュワート選手が、総合優勝を果たしました。スチュワート選手は、「私はそれほどの才能はないが、とにかく頑張った。人も自然も美しい熊野で勝てたことは、特別に嬉しい」と話しました。
沿道には、この日も大勢の観客が詰めかけ、和歌山市から娘を連れて見に来た30代の女性は「和歌山城クリテリウムを見て、こちらも見たいと思い来ました。すごく楽しいです」と話しました。三重県紀宝町の70代の女性は「スピードが早いのが魅力です」と駆け抜ける選手たちに声援を送り、大阪から来た30代の男性は「大阪のチームの応援に来ました。最後のスプリント部分を見るのが楽しみです」と話していました。
会場では、表彰式のあと、餅まきが行われ、選手と観客がともに楽しんでいました。
「ツール・ド・熊野」は、国際自転車競技連合公認の国際ロードレースで、第25回となった今回は大会初日に新たに印南町を加えた全4日間、総走行距離464キロで行われ、海外7、国内12のあわせて19チームが出場しました。また、プレイベントとして、和歌山市で「和歌山城クリテリウム」も初めて開催されました。