黒潮大蛇行、終息の兆候、17年8月から過去最長/気象庁

2025年05月11日 11時24分

社会

気象庁は、日本列島に沿って流れる黒潮が紀伊半島付近で大きく南に曲がる「大蛇行」に終息する兆候が出ていると発表しました。

今回の大蛇行は2017年8月から7年9か月続き、過去最長になっていましたが、先月(4月)後半頃に大きな蛇行が見られなくなりました。気象庁は3か月程度状況を見た上で、終息したかどうかを最終的に判断します。

黒潮大蛇行は十分な資料がある1965年以降、今回も含めて6回発生しています。

気象庁によりますと、詳しい発生原因は分かっていませんが、大蛇行が起きている時は、黒潮の流れが本州の南岸との間に居座る冷水域を迂回した状態になっていました。

終息の兆候が出てからは、冷水域が黒潮から切り離されて、蛇行が小さくなり、通常の流れに近づいたとみられるということです。

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