国内外のトップ選手による国際自転車競技連盟公認・国際自転車ロードレース「第２５回ツール・ド・熊野」３日目のきょう（１０日）は、第３ステージとして「熊野山岳コース」でレースが繰り広げられました。

「ツール・ド・熊野」は、国際自転車競技連合公認の国際ロードレースで、これまで３日間で開催されてきましたが、第２５回となる今回は大会初日に行われた『印南かえる橋周回コース』が新たに加わって４日間で海外７、国内１２の１９チームが参加して開催され、トータルの走行距離は４６４キロとなります。

きょう（１０日）のレースの舞台は、第３ステージの「熊野山岳コース」で、千枚田（せんまいだ）を４周する１０７・７キロのコースでタイムを競いました。

レース序盤は雨も降リ、丸山千枚田付近では濃い霧も発生するなど難しい局面もありましたが終盤には集団を抜け出したイタリアのソリューション・テック・ヴィーニ・ファンティーニのマーク・スチュワート選手が抜け出して勝利を手にしました。

近くに住む８０代の女性は「普段この辺りは静かなので賑やかな大会があって嬉しい」と話してくれました。

また、３人の子供連れで観戦に来ていた３０代の女性は「近くに住んでいるので毎年来ている、この子達が大きくなるまで続いて欲しい」と話してくれました。

今年伊勢に引っ越してきたという５０代のご夫婦は「熊野は初めて来たけどよいところだと思った。レース観戦も観光も楽しめてとてもありがたい」と話してくれました。

「第２５回ツール・ド・熊野」、最終日の１１日は、第４ステージとして「太地半島周回コース」で熱い戦いが行われます。

和歌山放送では、レースの模様を正午からの特別番組でお伝えします。