当時の担任らを検審申し立て、肉団子詰まらせ男児死亡/和歌山県
2025年05月08日 17時19分
岩出市の児童発達支援センターで、5年前、当時5歳の男の子が、肉団子を喉に詰まらせて死亡した事故で、書類送検された当時の担任らが不起訴とされたのは不当だとして、遺族が検察審査会に審査を申し立てたことが、関係者の話で分かりました。
男の子は2020年12月、給食で出た直径3センチほどの肉団子を喉に詰まらせて、病院に搬送されましたが、数日後に低酸素脳症で死亡しました。
和歌山県警は去年(2024年)2月、当時の担任ら2人を業務上過失致死の疑いで書類送検しましたが、和歌山地検は今年3月、嫌疑不十分で不起訴処分としました。
男の子の母親は「検察の出した答えに納得ができなかった。出された食事は、息子が食べるのに無理な大きさだった。施設に責任があると考え、審査を申し立てた」と話しています。