【知事選】共産県委員会の松坂副委員長が立候補を表明
2025年05月08日 17時35分
岸本周平(きしもと・しゅうへい)前知事の死去に伴う和歌山県知事選挙に、共産党和歌山県委員会の松坂美知子(まつざか・みちこ)副委員長68歳が、党公認候補として、立候補することになりました。これは、きょう(8日)、本人が記者会見して、正式に表明したものです。

立候補の理由として、松坂氏は、自民党県連が中心となって擁立する宮﨑泉(みやざき・いずみ)副知事への白紙委任は認められないとし、「県民誰もが、明るく暮らせる、心配のない、和歌山県になるよう、応援し、助ける県政にしたい」と決意を述べました。また、軍事利用につながるおそれがあるとして、南紀白浜空港の特定利用空港化阻止を訴えているほか、病院のベッド数確保や子どもが楽しく学べる環境づくりに取り組んでいきたいとしています。
今回の選挙をめぐって共産党県委員会は、労働団体などでつくる「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」が、時間的な制約から、先月(4月)末に擁立を見送ったため、候補者擁立を模索していました。
松坂氏は、和歌山市出身で、和歌山市議会議員などをつとめ、2022年の前回の知事選挙に立候補し、落選しました。