御坊市の職員が検査調書偽造して懲戒処分 

2025年05月01日 17時58分

社会


御坊市が発注した保育所の修繕工事で、部品の調達が遅れ、年度内に事業が完了できなかったことから、35才の担当職員が検査調書を偽造して代金を業者に支払っていたことがわかり、御坊市は、この職員を、きょう(1日)停職1か月の処分にするとともに、監督や指導する立場の当時の上司2人を戒告処分にしました。

御坊市によりますと、処分を受けた担当職員は、昨年度(2024年度)発注した保育所の修繕工事で、部品調達が困難で年度内に事業が完了しないことがわかったため、先に代金を支払うことにしょうと考え、工事が完了したという調書を作成したり、契約書を修正して支払いの手続きをしたということです。

当時、担当部署では、年度を超えて事業を継続する手続きを検討していたということですが、十分な協議が行われなかったことや、担当職員が焦りを感じて事業完了をしたように装ったことから、今回の事態となったと市では把握しています。

業者に支払った代金は既に返却されています。

御坊市の三浦源吾市長は、今回の事態を陳謝するとともに、再発防止に向け職員により一層の服務規定の確保と、綱紀粛正の徹底を図るとしています。

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