県立近代美術館で「佐藤春夫の美術愛」展

2025年04月24日 19時02分

イベント歴史・文化

新宮市出身の文学者、佐藤(さとう・)春夫(はるお)が所蔵していた美術作品を紹介する展覧会、「佐藤春夫の美術愛」が現在、和歌山市吹上(ふきあげ)の県立近代美術館で開かれています。

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この展覧会は昨年度(2024年度)、佐藤春夫が所蔵していた美術作品148点が県立近代美術館に寄贈されたことを記念し、春夫ゆかりの作品を多くの人に見てもらおうと開催されています。

展覧会では佐藤春夫自身が描いた作品のほか、佐藤春夫が購入した作品、生前交流のあった美術家による作品など、41作家の150点が当時のエピソードとともに展示されています。

佐藤春夫「花」(※県立近代美術館提供)
谷中安規「文豪 佐藤春夫」(※県立近代美術館提供)

県立近代美術館の宮本久宣(みやもと・ひさのぶ)主任学芸員は、「佐藤春夫といえば文学者のイメージが強いですが、美術にもとても関心を持っていた人です。どんな作品を面白いと思っていたのか皆さんに見ていただければ」と話しています。

展覧会「佐藤春夫の美術愛」は6月29日日曜日まで、県立近代美術館で開かれています。

開館時間は午前9時30分から午後5時までで、今月(4月)29日と来月(5月)6日午後2時からは学芸員による展示解説が予定されています。

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