JR初島駅、世界初の3Dプリンター駅舎建設完了

2025年04月23日 16時54分

交通

有田市にあるJR初島(はつしま)駅でこのほど世界初となる3Dプリンター技術を用いた新駅舎の建設が完了しました。

完成した新駅舎(※提供:セレンディクス/ヌーブ)

新駅舎が建設されたのはJR紀勢本線初島駅で、JR西日本グループと3Dプリンター住宅メーカーのセレンディクス株式会社が共同で建設しました。

建設は先月(3月)25日の最終列車出発後から行われ、事前にプリンターで出力した4つのパーツを建設場所に設置していき、始発電車の到着する26日午前5時頃には作業を終了したということです。

建設の様子(※提供:セレンディクス/ヌーブ)

建設を担当したセレンディクス株式会社の飯田國(はんだ・くに)(ひろ)最高執行責任者は、「世界初の3Dプリンター駅舎である初島駅が観光地としての価値を高められれば」とコメントしています。

JR初島駅の新駅舎は、高さ2.6m、広さおよそ10平方メートルの平屋建てで、壁面には有田市名産の「みかん」と「たちうお」をイメージした装飾が施されています。

壁面のみかん(※提供:セレンディクス/ヌーブ)

駅舎は今後、改札機設置のための電気工事などを実施し、ことし(2025年)7月からの運用開始を目指すということです。

初島駅完成イメージ(※提供:JR西日本グループ)

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