和歌山市の在留外国人数が、今月（４月）１日現在、４５７０人で、年度当初としては、過去最多となっています。

和歌山市によりますと、住民基本台帳のデータで、２０１６年に３２８４人だった在留外国人は、２０２２年頃から伸びが顕著になり、今月は、４５７０人で、２０１６年に比べ、３０パーセント増加しています。

国別では、韓国、朝鮮が１１００人あまりと最も多く、ベトナム、中国、フィリピン、タイなどの順となっています。伸び率では、ベトナムやインドネシア、ミャンマーが高くなっています。

外国人数の増加に従って、和歌山市では、日本語教室の開催や市民との交流の場の提供などに取り組むほか、通訳教育職員の募集などを行い、支援の輪を広げて行く考えです。

また、和歌山市内の主要駅では、宿泊などのために訪れる外国人観光客の姿が目立っていて、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、これらインバウンド観光客に和歌山の良さを伝えられたらと期待を寄せています。