「鯉のぼりの丹生川渡し」始まる、九度山町
2025年04月20日 17時33分
九度山町で、恒例の「鯉のぼりの丹生川(にゅうがわ)渡し」が始まり、およそ100匹の鯉のぼりが、春風を受けて、川の上空で、元気に泳いでいます。

これは、九度山町商工会が、子どもたちの健やかな成長を願って、毎年この時期に実施しているもので、今年は、今月(4月)13日から始まりました。
紀の川に合流する丹生川の川幅およそ110メートルの両岸に2本のワイヤーを渡し、あわせておよそ100匹の鯉のぼりを泳がせています。

鯉のぼりの多くは、近隣の市町村などから寄せられたものですが、地元の小学生が手づくりしたものもあります。
また、ワイヤーが設置された県道沿いには、この1年に九度山町で生まれた新生児の名まえを書いた「当年児のぼり」も立てられ、華を添えています。

「鯉のぼりの丹生川渡し」は、この地域の春の風物詩になっているほか、場所が人気の道の駅「柿の郷くどやま」の近くということもあり、通行人が足を止めて眺めたり、写真を撮ったり、河原に降りて、鯉のぼりを見上げるなど、注目の的となっています。
「鯉のぼりの丹生川渡し」は、紀州九度山真田(さなだ)まつりが開催される来月(5月)5日まで行われます。