ひょうと突風の梅の被害額(第二報)47億円に
2025年04月18日 16時18分
今月(4月)6日から15日にかけて和歌山県内で降ったひょうや強風の影響で、中紀・紀南地方の梅を中心に果実に傷が付く被害がさらに広がり、和歌山県の調べによりますと、きょう(4月18日)の時点で被害額が47億円あまりにのぼっています。
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県・農林水産振興課によりますと、梅の被害は、田辺市とみなべ町をはじめ、印南町(いなみちょう)や上富田町(かみとんだちょう)、串本町(くしもとちょう)など1市7町におよび、あわせて4231ヘクタールで確認され、被害額は47億1241万円にのぼっています。
紀南地方では、去年(2024年)も天候不順とひょうが相まって梅が不作となり、被害総額はおよそ21億円になりましたが、ことし(2025年)はすでに倍以上の被害となっています。
梅以外では、グリーンピースの実に傷が付く被害が、みなべ町と日高川町のあわせて12ヘクタールで確認され、被害額は1143万円、また、有田市(ありだし)・御坊市(ごぼうし)・田辺市では突風でハウス16件が壊れ、436万円の被害となっています。
これらをあわせた被害額は47億2820万円で、県では、ほかにも被害があるとみて、引き続き調査を続けています。