特殊詐欺被害相次ぐ
2025年04月17日 17時41分
SNSを通じて知り合った女性から投資を勧められ、和歌山市に住む50歳代の男性が、およそ540万円を、また和歌山県警の警察官を名乗る男に神戸市の男性が120万円をそれぞれ騙し取られました。警察では特殊詐欺事件として捜査を行うとともに注意を呼び掛けています。
警察によりますと、和歌山市に住む50歳代の男性は、SNSを通じて知り合った女性から、「金の投資でかなり儲かっている」と言う話を信じ、今年2月から4月にかけて、「投資資金が必要」などと言われ、相手が指定した銀行口座に7回にわたって、539万円を振り込んだもので、不審に思い警察に相談し、詐欺に気づきました。
一方、兵庫県神戸市に住む20歳代の男性に和歌山県警の警察官を名乗る男から、電話で「あなたが犯罪に関与した疑いがある」などと言われ、およそ120万円を騙し取られたことが、きのう(16日)までにわかり、警察では特殊詐欺として捜査を行うとともに注意を呼び掛けています。
警察によりますと、きのう(16日)、神戸市に住む20歳代の男性に和歌山県警の警察官を名乗る男から「詐欺容疑で捕まえた犯人があなたのキャッシュカートを持っており、あなたも犯罪に関与した疑いがある」と言う電話がありました。容疑を晴らすために口座にお金を送金し確認する必要があると言われ、言われるままに指定された口座に119万円を送金したものです。送金後、相手と連絡が取れなくなったことから、不審に思い警察に相談したところ、特殊詐欺の被害に遭っていることに気付いたということです。
警察では、「容疑を晴らすために口座のお金を精査しなければならない」などといった電話やメールがあれば、行動する前に、和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル、0120・508・878で確認するよう呼び掛けています。