【万博】大阪・関西万博開幕、158国・地域参加
2025年04月13日 16時47分
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博がきょう(13日)、開幕しました。10月13日までの184日間で158の国と地域が参加します。
けさ、大阪市にある人工島・夢洲(ゆめしま)の会場では、開会式典が行われ、日本(にっぽん)国際博覧会協会の十倉雅和(とくら・まさかず)会長が開幕を宣言し、大阪府の吉村洋文(よしむら・ひろふみ)知事ら関係者とテープカットを行いました。大阪メトロの夢洲駅に近い東ゲート前には、開場を待つ人で長い列ができ、午前9時にゲートが開くと次々に足を踏み入れていました。
国内のパビリオンは、27棟すべてが完成していて、このうち日本館では、日本の観測隊が南極で発見した世界最大級の火星隕石(いんせき)「火星の石」が展示されます。
今回の万博は「並ばない万博」を目指し、来場日時やパビリオン観覧について原則として予約制を導入しています。ただ一部のパビリオンでは、当日枠も用意されていて、「住友館」ではきょう午前、当日枠に来場者が殺到したため、受付が一時、停止されました。
また期間中は「ナショナルデー」として、参加国が日替わりで自国の文化をPRするイベントが開かれる予定です。
ところで、万博の開幕に合わせて、きょう予定されていた航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の飛行は、天候不良のため中止になりました。万博会場では、昼すぎに中止がアナウンスされ、大屋根リングの上にいた人たちから「えー!」と落胆の声が上がりました。
ブルーインパルスは、関西空港を離陸した後、大阪城や通天閣(つうてんかく)など大阪の名所の上空を巡り、正午ごろ、万博会場の上空でアクロバット飛行を披露する予定でした。