大阪・関西万博 関西パビリオン開館式
2025年04月09日 18時27分
今月(4月)13日の大阪・関西万博開幕を前に、きょう(9日)、各パビリオンのプログラムなどが報道関係者向けに公開されました。
そのうち、和歌山県の展示エリアのある関西パビリオンでは、開館式が開かれました。

「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマとした関西パビリオンには、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の9つの府県が参加しています。

六角形と白い膜による灯籠をイメージした建物の外観には、関西各地を象徴した切り絵がデザインされていて、内部では、関西各地の歴史や文化、観光などの魅力をそれぞれ独自の展示エリアで発信します。

このうち、和歌山ゾーンでは、「和歌山百景 -霊性の大地- 上質のつまった和歌山」をコンセプトに、「よみがえりの旅」を映像と音で楽しめるほか、県内の老舗和菓子店等の職人と果物農家が協力して、紀州の森や里山をイメージして作られたスイーツとドリンクのセットが販売されます。

さらに、週替わりで伝統芸能や祭りなどのステージパフォーマンスや展示も行われます。
関西パビリオンの開館に際し、関西広域連合広域連合長の三日月大造(みかづき・たいぞう)滋賀県知事は、「それぞれの府県がそれぞれの魅力をこの関西パビリオンの中でお伝えすると同時に、このパビリオンからそれぞれの府県地域に誘いを、おもてなしをしていく準備を整えているので楽しんでいただきたい」と挨拶しました。
また、和歌山県の宮﨑泉(みやざき・いずみ)副知事は、「和歌山は文化の深いところだと思っています。森も山も海も素晴らしいところなので、そういったところをこのトーテムで示していきたいです。たくさんの人に見ていただかないと良さが伝わらないので、和歌山ゾーンに誘導していきたいです」と意気込んでいました。
和歌山県では、万博期間内に和歌山ゾーンの他にも、様々なイベントを企画していて、今月(4月)30日から5月3日には、県産品の試食販売や、ものづくり体験、日本酒や梅酒の試飲などができる「和歌山WEEK(ウィーク)」がEXPO(エキスポ)メッセ「WASSE(ワッセ)」で開催されます。