WIBと和歌山県が包括連携協定
2025年04月04日 18時30分
和歌山県は、県内経済の発展をより進めるため、県内の起業家をつなぎ事業の活性化を目指す一般社団法人「WIB・和歌山イノベーションベース」と、きょう(4月4日)包括連携協定を締結しました。
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WIBは2022年に発足した県内の起業家を結ぶ組織で、現在、およそ40社が加盟し、参加者同士の活発な情報交換やセミナー・フォーラムの開催などで、それぞれの事業の活性化や、県の内外への発信と発展を目指しています。
県とWIBは、今後、紀南や若者、女性の起業家のさらなる掘り起こしや、地域の課題解決の担い手とそれに伴う新たな産業の創出などで連携し、県内経済と社会の更なる発展を目指すことになり、両者が包括連携協定を結んだものです。

きょう午後、和歌山県庁の知事室に、WIBの前田効多郎(まえだ・こうたろう)代表理事と古澤良祐(ふるさわ・りょうすけ)第四期会長が訪れ、岸本周平知事と包括連携協定書にサインしました。
岸本知事は「起業家の社会的な使命や熱意がブレイクしたときが、新しい経済発展のきっかけとなる。県も“和歌山の元気”をともに作っていきたい」とあいさつしました。
WIBの前田代表理事は「発足から3年で、和歌山ではまだ難しいと思われている起業家同士のリレーションシップの構築を、県の協力も得ながら進めてきた。これからは、もっと起業家精神を広めたい」と意気込みを語りました。
WIBでは、県と連携して、学生や企業内も含めた県内の起業家育成や、セミナー開催のほか、先輩起業家によるアドバイスなども展開するほか、紀南地方の起業家の発掘や、商工会議所などとの連携にも力を入れる方針です。