和歌山市 新たに5件の文化財指定
2025年04月04日 18時29分
和歌山市文化財保護委員会から答申されていた5件の文化財がこのほど、和歌山市の文化財に指定されました。
このうち和歌山市鷹匠町の禅林寺(ぜんりんじ)中尊(ちゅうそん)の釈迦如来像(しゃかにょらいざぞう)は1967年に市の指定を受けていましたが2023年度行われた調査で、両脇の仏像も作風が共通しているため、一体のものとして確認されました。
このほか和歌山城ホール建設の際、渡辺家屋敷跡で地鎮の目的で使われた石の玉、石玉(せっきゅう)4個は、法華宗の地鎮の作法で東西南北の中軸線上にある地鎮遺構のものと見られ、中世の上級武士の屋敷の地鎮の作法や宗派まで特定される極めて貴重な資料と見られています。
今回の指定で和歌山市の指定文化財は合わせ90件になりました。