「春の全国交通安全運動」街頭啓発出発式

2025年04月04日 18時30分

交通政治教育社会

子どもをはじめとする歩行者の安全通行などを重点目標に掲げた「春の全国交通安全運動」があさって(4月6日)から始まるのを前に、きょう(4月4日)和歌山県内の各地で一足早く交通安全の街頭啓発が行われました。

街頭パトロールに出発する和歌山県警の白バイ隊(4月4日・和歌山県庁正面玄関前)

ことし(2025年)の重点目標は、子どもをはじめとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践、歩行者優先意識の徹底、“ながら運転”の根絶、シートベルトやチャイルドシートの適切な利用促進、それに、自転車や電動キックボード運転時のヘルメット着用の徹底と交通ルールの順守で、和歌山県でも、今月(4月)6日から15日までの10日間にわたり、県内各地で、交通安全の啓発活動や取り締まりが行われます。

あいさつする岸本周平知事

このうち、けさ、和歌山県庁前では和歌山市地区の街頭啓発の出発式が開かれ、岸本周平知事が「県内の去年(2024年)の交通事故件数は減っているが死者数は増えていて、およそ6割が高齢者だ。県民一丸となって交通安全にまい進したい」とあいさつしました。

和歌山県警の野本本部長

続いて、和歌山県警の野本靖之(のもと・やすゆき)本部長が「去年まで23年連続で県内の交通事故件数は減ったが、先月末(3月)現在では去年の同じ時期と同じで、依然として交通事故で尊い命を落とす人が多いことに変わりはない。運動を契機に、交通安全の輪を広げ、県民の交通安全意識が一層高まるよう努める」と決意を表明しました。

岸本知事から交通安全の絵本を受け取る和歌山市立砂山小の1年生たち

最後に、この春、和歌山市立砂山小学校に入学する新1年生が「交通安全のおやくそく」を岸本知事に表明し、岸本知事からは児童に交通安全にまつわる絵本がプレゼントされ、会場は笑顔に包まれました。

「音の出る信号機」の目録を贈呈した和歌山放送の中村社長

また、和歌山放送のチャリティキャンペーン「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」に寄せられた浄財をもとに、和歌山市と那智勝浦町(なちかつうらちょう)の2か所に「音の出る信号機」が新たに設置されることが発表され、中村栄三(なかむら・えいぞう)社長が野本県警本部長に目録を贈呈しました。

さらにきょうは、県内5つの地域に分かれて、和歌山ゆかりのタレントが街頭啓発や交通安全講話を繰り広げました。

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