自殺教唆罪で占い師起訴 2人死亡、創造主と主張/大阪・和歌山
2025年04月01日 18時25分
和歌山県の海で5年前、男性2人に自殺を決意させたとして、自殺教唆きょうさなどの罪で、大阪府の自称占い師の女が起訴されました。
起訴されたのは、大阪府河内長野市の自称占い師、浜田淑恵(はまだ・よしえ)被告62歳です。大阪地検によりますと、浜田被告は、自身に「創造主」である神が降臨していると主張していました。
大阪地検によりますと、浜田被告は2020年7月31日頃、被告を信奉していた神戸市の会社員、寺本浩平(てらもと・こうへい)さん=当時66歳と、神戸市のアルバイト、米田一郎(よねだ・いちろう)=当時51歳に自殺を決意させ、翌日ごろ、和歌山県の海で、自殺させたとしています。また、大阪地検は、2人への自殺ほう助の罪で東京都中野区の69歳の女を起訴したほか、寺本さんの遺書を偽造したとして、有印私文書偽造・同行使の罪で、浜田被告と河内長野市の47歳の女を起訴しました。
警察によりますと、浜田被告は、「スピリチュアルカウンセリング」と称して悩みの相談に乗り、献金を受け取るなどしていました。