串本町内の70代女性、約3500万円特殊詐欺被害
2025年03月30日 14時20分
串本町に住む70代の女性が、NTT職員や警視庁、東京地検を名乗る男からの電話を信じ、およそ3500万円をだまし取られました。新宮警察署が特殊詐欺事件として捜査しています。
調べによりますと、今月(3月)上旬、串本町内に住む70代の女性の自宅に、NTT職員を名乗る男から電話があり、「未払い料金がある」と告げられます。その後、警視庁や東京地検を名乗る男に変わり、「あなたの口座から犯人がお金を出し入れしている。このままでは口座が凍結されるおそれがある。その前に現金を引き出して預けてほしい」などと言われます。
この話を信じた女性は、今月下旬までに8回にわたって、指定された口座にあわせて3500万円あまりを振り込んでしまいました。女性は、家族に相談し、詐欺だと指摘され、警察に届けました。
和歌山県警では、同じような手口の被害が多発しているとして、よくわからない電話やメール、SNSなどを受けた時は、相手の話を信じ、行動する前に、確認電話の利用を呼びかけています。番号は、0120・508・878です。「これは・わなや」と覚えて、活用してください。