万博和歌山推進協「和歌山ゾーン」最終内容確認

2025年03月28日 17時56分

政治経済

来月(4月)13日の「大阪・関西万博」の開幕まで2週間あまりとなったきょう(3月28日)和歌山県内の自治体や商工団体、教育機関などによる推進協議会の2回目の会合が、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれ、和歌山県の観光や文化などを展示する「和歌山ゾーン」の内容の最終確認が行われました。

第2回協議会のもよう(3月28日・和歌山市・アバローム紀の国)

「和歌山ゾーン」は関西広域連合の「関西パビリオン」内に設置され「和歌山百景―霊性(れいせい)の大地―」というテーマで、空間・映像・食の3つのコンテンツで展示や実演、実食を繰り広げます。

総合プロデューサーで東大先端科学技術研究センターの吉本英樹准教授

和歌山市出身で東京大学先端科学技術研究センターの吉本英樹(よしもと・ひでき)准教授がプロデュースした場内には、紀伊山地の巨木を思わせる紀州塗りの映像装置「トーテム」が、世界遺産「高野・熊野」の精神文化に基づく「よみがえりの旅」の映像を映し出します。

「食」のエリアでは、パティシエの加藤峰子(かとう・みねこ)さんのプロデュースで、県内の老舗和菓子店の職人や果物農家とコラボしたスイーツやドリンクを予約制で提供します。

このほか、ステージや多目的エリアでは、県内各地の観光や伝統文化などを紹介する催しや、県の振興局と大学生などが地域課題解決に向けた取組みの発進など、来場者にPRします。

和歌山ゾーンに期待を込める岸本周平知事

メンバーを代表してあいさつした和歌山県の岸本周平知事は「吉本准教授ら若い皆さんに全てをお任せし、完璧な素晴らしい内容になった。前の大阪万博に行った中学2年の頃の岸本周平に戻って、本当にワクワクしている。みんなで盛り上げていきたい」と期待を込めました。

大阪・関西万博は4月13日に開幕し、初日から19日までの「オープニングウィーク」では、和歌山市の和歌祭(わかまつり)で使われる大神輿(おおみこし)や衣装などが展示されるほか、10月13日までの期間中、県と県内の市町村、企業・団体が様々な催しや展示を繰り広げます。

そして、万博終盤の10月3日には、EXPOホール「シャインハット」で「和歌山DAY」と題してミュージカルや高野山の声明(しょうみょう)、合気道の演武などを繰り広げる、総合ステージイベントが行われます。

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