和歌山県熊野牛協議会の繁殖・販促部門統合へ
2025年03月28日 17時51分
和歌山県産のブランド牛肉「熊野牛(くまのぎゅう)」の繁殖と消費拡大に取り組む和歌山県熊野牛協議会は、これまで別々に分かれていた繁殖部門と販売促進部門を、新年度(2025年度)からひとつに統合し、連携を強化することになりました。
ら(3月28日・和歌山市・和歌山城ホール).jpg)
県・熊野牛協議会は、およそ30年前に和歌山県農業組合連合会が開設しました。和歌山県や県内の食肉・飲食業者からの協力を得て、熊野牛を県産ブランド牛のトップブランドにするため繁殖や消費拡大に取り組んできましたが、さらなる認知度とブランド力の向上が急務となるなか、繁殖と販促の部門の連携強化が必要と判断し、新年度から統合することになったものです。
きょう(3月28日)和歌山市の和歌山城ホールで開かれた総会で統合が承認され、本部を海南市にある「JAわかやま」販売部の米穀畜産課の中に置くことが決まりました。

統合後は、繁殖農家の飼育する雌牛(めうし)を高齢の牛から優良な牛へ更新することや、商標や熊野牛認定証を新しいものに変え、ポスターやのぼり、リーフレットなどの販売促進グッズの作成、飲食店などの新規開拓や、熊野牛フェアの開催など、消費拡大活動にも力を入れることにしています。
協議会の会長に就任した県議会の堀龍雄(ほり・たつお)議員は「繁殖部門と販売促進部門双方から“消費者の喜ぶ商品を作ろう”という強い意気込みを感じた。微力ながら熊野牛のブランド力向上に尽力したい」と意気込みを語りました。