和歌山県・育休病休カバーの職員のボーナス上乗せへ
2025年03月27日 17時02分
和歌山県は、育児休業や病気休暇などで1か月以上休む職員の業務をカバーした職員に対し、ボーナスに当たる勤勉手当を上乗せする制度を、新年度(2025年度)からスタートします。
県では、職員のワークラフバランスの向上に務める方針を示していて、カバーする職員の不公平感の緩和や、男性職員も含めた育休取得の促進を目指すねらいあります。
カバーした職員には、1か月あたり0・05か月分勤勉手当が上乗せされます。たとえば、月給40万円の職員が3か月間休んでいる職員をカバーした場合、6万円が上乗せされる計算です。複数の職員でカバーした場合は、0・05か月分を分配します。
県によりますと、このような制度は全国の自治体でも導入が進んでいるということで「職員の業務遂行意欲の向上や、育休をより取得しやすい環境づくりにつながる」と期待を示しています。