【センバツ】28日、智辯和歌山、浦和実業と準決勝で対戦

2025年03月27日 16時35分

スポーツ社会

甲子園球場で行われているセンバツ高校野球で、和歌山の智辯和歌山は、あす(3月28日)行われる予定の準決勝第2試合で、初出場で埼玉の浦和実業と対戦します。

きょう(27日)は休養日で、智辯和歌山は和歌山市冬野の智辯和歌山のグラウンドで打撃練習を行い、フリー打撃では浦和実業の左腕、石戸投手をまねて投げる打撃投手を立てて、足を高く上げる変則フォームに対するタイミングの取り方などを確かめました。

智辯和歌山の1番打者・藤田は「(石戸投手は)癖がある投手だが、やることは変わらない。フォームに惑わされず、リリースポイントに集中する」と攻略を思い描いていました。

一方の浦和実業は疲労回復を優先し、軽めの練習にとどめました。3試合で18回を投げ無失点の石戸投手は、体に張りがあると言い、投球せず回復に努めました。また智辯和歌山の強力打線を「振りが早く、上位打線から下位まで油断できない」と警戒していて、快進の原動力となっている左腕は「低め、高めの投げ方が大事」と淡々と語りました。

智辯和歌山の中谷監督は「浦和実業の勢いに飲み込まれないようにしたい。石戸くんの攻略が一つのカギになるが、ある程度の苦戦するのは想定しているバッテリーを中心に失点を防ぎたい」と話しました。

一方、浦和実業の辻川監督は「智辯和歌山は全部が強い。怖くてしょうがない。なかなか点が取れないだろうが、必死に食らいついて良い試合をすればもしかしたらチャンスがあるかもしれない。まずは粘り強く守ることが大事だ」と気持ちを引き締めていました。

智辯和歌山は2018年以来の決勝進出を目指します。一方の浦和実業が決勝に進みますと、初出場では2009年の花巻東以来となります。

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