返礼品の産地偽装で説明会、ふるさと納税で須坂市
2025年03月25日 17時30分
長野県須坂市(すざかし)はきょう(25日)、ふるさと納税の返礼品として提供したブドウ「シャインマスカット」の一部の産地偽装を把握しながら、寄付の募集を続けた問題を受け、市内の農家らを集めて説明会を開きます。ここでは、偽装が発覚した経緯や、再発防止に向けた対応策を説明するとみられます。
須坂市や農林水産省によりますと、仕入れを担った有田市の会社が、実際は、山形県産にもかかわらず、長野県産と表示していたもので、市は、去年(2024年)12月に混在していることを知りながら、先月(2月)まで寄付の募集を続けました。混在した返礼品は、2019年6月から去年9月までで、およそ1万件あり、寄付額はおよそ1億2千万円に上っています。
須坂市では、ブドウの別の品種「ピオーネ」でも混在を確認していて、他の果物でも産地偽装があったかどうか調べています。