文部科学省はきょう（２５日）、過去数年間に学部や学科などを新設した国公私立の大学や短大、高専などを対象に、設置計画の履行状況を確認した２０２４年度の調査結果を公表しました。対象３９２校のうち、専任教員数が基準未満だった兵庫県宝塚市の宝塚医療大に法令違反を指摘しました。

文科省によりますと、宝塚医療大の和歌山市にある和歌山保健医療学部看護学科で、教授数が、大学設置基準を満たしておらず、確実に補充するよう求めました。

このほか、定員管理に問題があるなどとして、３５校に是正するよう指摘し、１４３校には改善意見を付けました。

文科省は、私立大の学部などを新設した学校法人の財政状況に関する２４年度の調査結果も公表し、調査対象１１７法人のうち、１５法人で、財務書類の備え付けの遅れといった法令違反があったということです。