50代の女性、米軍看護師を騙るSNS情報にだまされ260万円の詐欺被害/和歌山県警
2025年03月20日 16時03分
和歌山市内の50代の女性がアメリカ軍の看護師を名乗る女とSNS知り合い、「日本への荷物の輸送費を立て替えてほしい」という話にだまされ、現金260万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったことが和歌山東警察署の調べでわかりました。度重なる送金要求で金融機関を訪れたところ、「詐欺に遭っている」と指摘され被害者の女性が警察に届け出ました。
今回の手口はSNSで知り合ったアメリカ軍の看護師を名乗る女が、「軍の決まりで日本に自分の荷物を送れないので自分の代わりに荷物を受け取ってほしい」と被害者に相談を持ちかけ、その後業者を名乗る者から「輸送費用をいったん立て替えてほしい」と手の込んだうそをつかれ、それにだまされ口座に現金を振り込んだものです。県内ではSNSやインターネットで親しく交信した一度も会ったことのない人物から金を要求されたり、投資目的の話を持ちかけられそれに応じてだまされる特殊詐欺被害が後を絶たず、県民に行動を起こす前に警察に相談するよう注意を呼びかけています。また、高齢者に息子の不幸を装う作り話をして被害者を不安にさせて金をだまし取るタイプの詐欺も依然として発生していて、こうした電話やメールは特殊詐欺を疑い、家族や警察に相談することが被害防止に役立ちます。県警の相談ダイヤルは0120-508-878です。